【ANA】大型機を半減.赤字で国有化が進む?
こんにちは!ミズキです.
全日本空輸(ANA)は保有している大型機を半減し,コスト削減を行うことがわかりました.
ボーナス無しや給料カットなどさまざまな削減策を実施してきましたが,毎月資金が流出している状態です.
ANAの国有化が進むのではないかということを書きつづろうと思います.
- ANA大型機を半減.資金流出続く.
- 海外では国有化の動きも.
- 需要回復は難しい.
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ANA大型機を半減.資金流出続く.
ANAは保有している大型機を半減させることにより,コスト削減を行うことがわかりました.
抜本的な事業計画の見直しに着手しているというところです.
航空会社なので飛行機を使って利益を出していると思いますが,機体を減らさなくては行けないほど追い込まれています.
2020年度の通期では5000億円の赤字の予想となっていて,2019年度はおよそ300億円の黒字だったことを考えると,十数年積み重ねてきた利益が1年で消えることになります.
ANAは社員に対して,ボーナスカット,年収3割カット,希望退職募集などの方針を出しており,社員にとっても厳しい状況に追い込まれています.
海外では国有化の動きも.
約2.7兆円の助成金を出しています.
アメリカ政府は国内の航空会社に対して,合計アメリカ政府の貸し付けにはオプションがついていて,国有化の条項があるようです.
国有化して,事業を再生させたのちに売却という思惑も見て取れます.
100億ユーロの支援を実施しました.
ドイツ政府は,ルフトハンザ航空に対して,ルフトハンザ航空の株を取得し,経営に関与するとの報道も出ています.
完全国有化されました.
イタリア政府は,アリタリア航空に対して100%出資を行うことにより,各国政府はそれぞれ対応は異なりますが,巨額の資金を使って航空業界を守ろうとしています.
各国はそれほど社会的インフラという認識なのだということがわかります.
需要回復は難しい.
コロナの影響で各国の航空産業は大打撃を受けています.
日本国内の各航空会社も大きな損失を計上しており,その中でもANAの赤字幅は目立つモノになっています.
つまり,アフターコロナは飛行機で移動することが減る可能性があり,業績が回復するのは時間がかかるということだと思います.
人々が移動を控えるようになった生活様式に対して,航空業界は新しいサービスの提供が必要になってくるでしょう.
政府から支援が得られる可能性があるとはいえ,ビジネスを変化させていくことが求められると思います.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!