日銀の方針に変化が出てきた.
株高が続いています.
こんにちは!ミズキです.
2020年はコロナの感染拡大により,世界各国で緊急事態が出されるなど行動制限をともなう経済活動の制限が行われました.
一時期は株価が暴落しましたが,中央銀行が大量にお金を刷って市中にバラまくことにより株価を支えました.
バブルのように株価がぐんぐん上昇していきましたが,特に上昇が顕著だったのが日本株です.
ドル建ての日経平均株価はすでに史上最高値圏にあります.
日銀ETF購入に変化.
日銀は年間12兆円を上限に6兆円のペースでETFを購入する方針を出しています.
また,日銀自体は表明していませんが,過去のETFの購入実績から0.5%ルールを取っていると言われていて,これはTOPIXの午前の終値が前日比から0.5%下落すると午後にETFの買い入れをするというルールです.
2月にこのルールに当てはまる日があったのですが,日銀は買い入れを行わなかったために,さまざまな憶測を生むことになりました.
これまで愚直に買い進めてきていましたから,ETF購入のルールに変更が出ている可能性があります.
ETF購入がネック?
実際に日銀が実行するかどうかは別として,日銀は無限にお金を刷ることができますから,ETF購入の0.5%ルールを淡々と行っていけばいいと思われます.
これまでもETF購入の副作用について指摘がなされてきましたが,10年間方針の維持をしていました.
ただ,ルール変更が行われているとすると,ETFを通して購入している株の購入量上限が見えてきたのではないかと推測できます.
これ以上買い進めると市場に出回る株が少なくなると思っているのか,あるいは株を買い占めすぎて官製市場になることを恐れているのかもしれません.
副作用のほうが目立つようになってきていますから,これまで通りに日銀のETF買い入れが行われる可能性は低くなると思われます.
キャッシュポジションがいいかも.
日銀のETF買い入れが無くなる,あるいは減るとすると,現時点でドル建ての日経平均株価はすでに史上最高値圏にありますから,大幅に下落することは考えられます.
どの時点で調整が入るのかは分かりませんが,個人投資家にとっては下落はチャンスなので,日本株に投資している人はキャッシュを蓄えて下落に備えたほうが良いかもしれません.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!