【日本株】日銀とGPIFが株を大量保有.出口が見えません..
こんにちは!ミズキです.
日本銀行(日銀)と年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は日本株を大量に買っていて,毎年のように積み増しをしています.
ついに東京証券取引所の全体の時価総額の12%を占めるまでになっています.
官製相場と呼ばれるほどに膨れ上がった公的マネーについて,書きつづろうと思います.
- 日銀とGPIFが大株主!
- 島忠の買収劇にも登場.
- 日銀とGPIFに出口戦略はあるのか?
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日銀とGPIFが大株主!
日本銀行(日銀)と年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は日本株を大量に買っています.
東証1部企業の8割にあたる約1800社で事実上の大株主となっているとのことです.
事実上としているのは,
これにより,企業の大株主のリストに直接日銀やGPIFの名前は出てきません.
保有額全体では,日銀31兆円,GPIF36兆円で両者を合わせると計67兆円分になります.
東京証券取引所の全体の時価総額約550兆円の内12%を占めることになります.
島忠の買収劇にも登場.
ホームセンター業界で第7位の規模の島忠買収をめぐって,DCMホールディングスとニトリが争っています.
各社から報道がされていて,テレビなどで見ている人も多いと思います.
この買収劇についての詳しい説明は割愛しますが,買収をされる側の島忠の筆頭株主になっているのがGPIFということは驚きの事実だと思います.
GPIFが買収に対して行動を起こすことはありませんが,株を大量に保有するということは,企業行動に大きく関わるということの一例になるでしょう.
日銀とGPIFに出口戦略はあるのか?
日銀とGPIFが大量に株を買っていることがわかりましたが,公的機関が自国の株式を大量に購入することは他国ではあまり事例がありません.
GPIFは年金資金を運用することが目的ですので,ポートフォリオに日本株を組み入れるのは自然とは思いますが,日銀が大量に株を保有することには違和感があります.
日銀は株価が値下がりしたら,買い支えるような形で保有株数を増やしていて,健全ではありません.
このまま永遠に買い支えることは不可能なので,いつかは売ることになるでしょう.
今のところ,日銀には出口戦略は無いと思います.
日銀が買い支える方針を変えて,売りに進むようであれば株式市場は大暴落することは容易に予想できます.
日本株に投資をしている人はぜひ注意していただければと思います.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!