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【消費税】総額表示義務化で書店がつぶれる?!

【消費税】総額表示義務化で書店がつぶれる?!

こんにちは!ミズキです.

先日,「#出版物の総額表示義務化に反対します」というツイートが起こりました.2021年4月以降の本の価格表示についてのツイートになります.

書店がつぶれて,絶版が増えることが予想されていますが,なにが起こっているのかを書き綴ろうと思います.

  • 本の流通
  • 出版物の総額表示義務の影響
  • 解決策はあるのか?

本の流通

書店のビジネスモデルは,スーパーやコンビニなど一般的な流通とは大きく違っています.特に書店が直接本を仕入れている訳ではないようです.

通常の本の流通は,出版社が本を出すと,「取次(とりつぎ)」と呼ばれる本を全国の書店に届ける会社に本をおろして,取次から全国の書店に本が届けられます.

「取次」は書店の販売実績から,書店に届ける本の部数を決めます.書店が売りたい本を選べるということでは無いようです.

書店に本が届けられた段階で,本の代金を払います.もし本が売れなかったら,返金されます.本の返品もするのですが,およそ40%の本が返品されているということです.

出版物の総額表示義務の影響

消費税は,どのサービスどの商品も総額表示(税込価格)が義務付けられています.ただ,5%から8%に引き上げる際に,猶予期間が設けられていて,それが延びて2021年3月末までになっています.財務省は延長は考えていないようです.

総額表示とは以下のようなモノです.

1100円(税込)
1100円(うち消費税100円)

1000円+消費税 これはダメ

書店にはさまざまな本が並べてありますが,雑誌やコミックなどは売れやすく,辞典や専門書などはそうそう売れるモノではありません.

下手したら,5年に1冊売れるという本もあります.こういった本は,そうそう売れませんが,返品もしにくい本になります.

長いスパンで本を売っているため,消費税の表記は1000円+消費税が一般的です.そうしないと消費税が上がるたびに本の表紙を変えないといけないからです.

すでに作ってしまった本の記載を変えますので,単純に経費の負担だけ増えるという構造になります.

この経費は誰が払うのかという問題もありますが,中小の出版社はただでさえ経営は厳しいですので,そういった話をする前に本を絶版にする方に向かっていかざるをえないと思います.

また,書店はすでにある本の表記を変えないといけませんが,自分たちで印刷し直すことはできませんので,個別に出版社と対応を考えることになります.当然ムリですね.

本が絶版になると売れませんので,この仕分けもしないといけません.書店には膨大な作業が降りかかります.

2021年3月末までに解決しなくてはいけない課題になっているのです.

解決策はあるのか?

流通が多い本などはすでに消費税の記載は変わっていますが,古い本や発行部数が少なく売れにくい本はまさしくピンチだと思います.

ただ,現状民間レベルで打開できるような解決策は無いと思います.政府が動いてくれることを期待したいと思います.

以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!