【Doordash】ドアダッシュが上場.フードデリバリーの未来は暗い?
こんにちは!ミズキです.
アメリカのドアダッシュが株式上場を果たしました.
ソフトバンクグループの株価上昇の要因ともなったことでご存知の人も多いと思います.
日本ではフードデリバリーサービスといえばウーバーイーツの名前が挙がると思いますが,アメリカではドアダッシュが有名で,市場シェアも1位になっています.
今回はドアダッシュの上場とフードデリバリーの未来について,書きつづろうと思います.
- ドアダッシュ上場.期待は高い.
- 黒字化は困難か.
- フードデリバリー単独黒字は難しい.
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ドアダッシュ上場.期待は高い.
フードデリバリーサービスを展開するドアダッシュ(NYSE:DASH)が,12月9日にニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しました.
初値は公開価格102ドルを78%上回る182ドルまで上昇しています.
12月11日時点では175ドルをはさんでいて,時価総額はおよそ580億ドルと好調なスタートとなりました.
ソフトバンクグループは傘下のビジョン・ファンドを通じてドアダッシュ株の発行済み株式数の24.9%を保有していますので,ソフトバンクグループの株価も上昇することになりました.
ドアダッシュの設立は2013年7月になりますので,ウーバーイーツを手がけるUberよりも古い創業になります.
アメリカのフードデリバリー市場のシェアの42%を占めていて,市場自体が拡大している中で,売り上げの拡大が見込めるため買いを集めたことになります.

黒字化は困難か.
世界各国でフードデリバリー市場が拡大していますが,フードデリバリーサービスを手がける企業自体の収益性は芳しくありません.
ドアダッシュの2020年1月ー9月の売上高は19億2000万ドル(約2000億円)ですが,1億4900万ドル(約156億円)の赤字となっており,シェア1位となっている同社でも黒字化することができていません.
中国の美団点評(Meituan Dianping)が,おそらく唯一フードデリバリー事業を手がける企業で黒字化できていますが,取り扱い規模の拡大や手数料の値上げによって達成したという経緯があります.
フードデリバリー単独黒字は難しい.
もともと需要が高かったフードデリバリー市場ですが,コロナの影響によって市場規模が急激に拡大しました.
しかし,単体の事業として黒字化できている企業は少なく,収益性の面で課題が多いことがわかります.
数年後には生き残れない企業が吸収され,寡占化していく可能性がありますので,ドアダッシュへ投資をしてみたいという人は十分に注意が必要になるでしょう.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!