従業員持株会に注意!リスクが高い投資です.
こんにちは!ミズキです.
上場企業には「従業員持株会」という制度があります.加入していて,毎月拠出している人もいるでしょう.
コロナで従業員持株会のリスクが出ていますので,従業員持株会について書きつづろうと思います.
- 従業員持株会制度について
- コロナでリスクが明るみに
- 投資はほどほどに
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従業員持株会制度について
従業員持株会制度は,社員が自分の勤めている会社の株を定期的に購入して,中長期的な資産形成を支援する制度になります.
上場企業や一部の未上場企業に導入されていて,一般的には福利厚生の一環として導入されています.
1000円から加入することができますので,新入社員の頃から積み立てている人もいるでしょう.
わたしの知り合いも入社して継続して積み立ています.
仕組みがよく分からずに,勧められて始めたみたいですが,リスクを取りすぎている可能性があります.
従業員持株会制度のメリットとデメリットを整理したいと思います.
メリット:
福利厚生になっている
福利厚生として従業員持株会に加入した場合,奨励金が付与される会社が多いです.
付与率がおよそ5〜15%になっていて,株式市場で購入するよりもかなり有利です.
従業員持株会に加入すると,毎月の給料やボーナスから一定額が引かれますので,自分で購入をする必要がありません.証券会社から購入することが面倒な人には楽です.
株を購入する場合,多くの企業の株式は100株単位でしか購入することができません.
そのため,購入金額が大きくなりますが,従業員持株会に加入すると毎月1株といった単位で購入できますので,少額で購入することが可能です.
デメリット:
毎月の手取りが減る
毎月一定金額で株を購入してもらえますが,その分受け取れる給料が減りますので,毎月の拠出金額を大きくすると生活が苦しくなる可能性があります.
毎月一定金額で株を購入するため,株価が上がったから売るとか,株価が下がったから買うといったことができません.
株価は変動しますので,自分の資産が変動することになります.株価が上昇している時はいいのですが,値下がり続けている場合は,ただ資産が減り続けるのを見ているしかできません.
コロナでリスクが明るみに
コロナの影響で業績不振に落ち入り,賃金やボーナスカットをしている企業が増えています.
同時に業績不振ということで,株価も下落しますので,従業員持株会から購入した株の価値が低下してしまっていることが予想されます.
デメリットに挙げられている項目に「資産管理できない」がありますが,株価が下がり続ける場合は何もできませんので,収入も資産も減る状況に置かれてしまっています.
投資はほどほどに
従業員持株会制度は,景気がいいとメリットばかりに注目してしまいますが,景気が後退局面に入ると強烈にデメリットが顕在化してしまいます.
リスク分散の考えからも,自分の所属する会社の株を持つことは避けた方がいいと思いますので,従業員持株会制度の活用はほどほどにするのが賢明と思います.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!
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