【FACTFULNESS】読了.働くすべての人にオススメの1冊!
こんにちは!ミズキです.
「FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」を読了いたしました.
2019年1月に日本語版が発売されており,2回読んでおりましたが,3度目の読了になります.
著者のハンス・ロスリングさんは,医師で公衆衛生の専門家であり,統計学にも精通していました.執筆途中にガンで亡くなっておりますが,家族が引き継いで書き上げた書籍になります.
わたしは,FACTFULNESSを出版される前からハンス・ロスリングさんを存じ上げておりましたので,本が発売されてすぐに購入しました.
約10年前にTEDトークのYouTubeチャンネルでプレゼンテーションをみたのが最初です.動くバブルチャートが印象的です.
本書はさまざまなデータが載っていますが,データからひもとかれるわたしたちの思い込みにハッとさせられます.
仕事にも活かせる点が多くありますので,ぜひ手にとって読んでいただきたい本です.
ボリュームのある本なので,3つだけピックアップして書きつづろうと思います.
- 事実を正しく見るということ
- 少しずつ前に進んでいる
- 自分は自分を信頼できるのか
事実を正しく見るということ
著者はわたしたちが知っている情報は古く,アップデートされていないと主張しています.
本の中で著者は,いくつか質問を投げかけています.例えば,
といった質問です.50歳,60歳,70歳のうちどの年齢だと思いますか?
正解は70歳です.といった具合です.昔は50歳だったかもしれませんが,今は変わっているのです.
つまり,古い情報しか持っていないため,間違った判断をしていることが多いということだと思います.専門家であっても,知っている情報が古いということはよくあるということです.
少しずつ前に進んでいる
著者はわたしたちが持っている情報は古いということに加えて,世界をネガティブに見る先入観があるといいます.
また,ドラマチックな世界の見方をしているといいます.
と思うでしょう.
ただ一方で,世界の人口のうち,貧困層の割合は約20年で半減しているということも知っておく必要があります.
ということを理解しておかなくてはいけません.
著者は,少しずつ状況はよくなっているし,世界は少しずつ前に進んでいることを知ってほしいといっています.
自分は自分を信頼できるのか
何か問題があって,インターネットなどで情報収集することはよくあると思います.
自分の考えが正しいという前提で,自分の考えに近い情報ばかりを集めていないでしょうか.
著者は,ひとつの視点だけでは物事は解決しないし,さまざまな視点から問題を見た方が現実的な答えを見つけることができるといいます.
自分がかならず正しいということは,思い込みということもありますし,違った視点で考えてみるというのは仕事でも活かせることだと思います.
自分は自分を信頼できるのか.自問しましょう.
以上,いかがだったでしょうか.
本書は,10の思い込みに対してひとつひとつ対策を提案してくれています.
ほんの一部だけ書かせていただきましたが,ぜひ一度読み通していただけるとうれしいです.気持ちが軽くなる良書だと思います.
ありがとうございました!