【生産性】フィンランド首相,収入を減らさず労働時間短縮を目指す!
こんにちは!ミズキです.
フィンランドのサンナ・マリン首相が,1日6時間の労働時間と週休3日制を目指すと表明しました.働きすぎといわれる日本人にとって,魅力的な提案にみえます.
マイクロソフトも同じようなトライアルをしていましたので,あわせて書き綴ろうと思います.
- 6時間労働・週休3日は可能か
- マイクロソフトの事例
- 今後の働き方
6時間労働・週休3日は可能か
フィンランドのサンナ・マリン氏が,首相に就任する前のパネルディスカッションにて,企業が1日6時間労働や週休3日制を柔軟に採用するというコンセプトを提唱しました.
マリン氏は34歳という若さで首相に就任して話題になりましたが,1日6時間労働・週休3日制のコンセプトは世界中で注目されることになります.
すぐにトライアルをするということではなく,“将来的に”ということらしいのですが,リーダーが働き方に関するコンセプトを出してもらえると,ここから議論が進むと思いますので素晴らしいことだと思います.
一方,隣国のスウェーデンでは,政府が運営する老人ホームで働き方のプログラムを実施しています.
1日8時間労働の報酬水準を維持しつつ,1日6時間労働の試行プログラムが終了したそうですが,結果は芳しくなかったようです.やはり,介護のような対面の仕事では収益性に問題が出るようです.
マイクロソフトの事例
日本マイクロソフトは,”ワーク・ライフ・チョイス・チャレンジ2019夏 “と呼ばれる短時間勤務プログラムで実験を行っています.
週勤4日週休3日という働き方で,他にもペーパーレス化やリモートワークの推進などをあわせて実施しています.
効果測定結果は,労働生産性が約40%向上したとのことなので,ポジティブな結果が出ていると思います.
今後の働き方
スウェーデンの事例とマイクロソフトの事例をみると,1日6時間の労働時間と週休3日制の現状がみえてきます.
例えば医療や介護といった対面で行うような仕事では,効率化といったことが難しく現時点では持続可能ではないでしょう.
一方で,ITを使って効率化ができるようなオフィースワークでは,RPAやAI技術などを活用してどんどん時短化が可能になっていきます.
今後も海外では働き方に関する実験はさまざま行われていますし,国内でも事例をつみ重ねています.
日本の現状をみると,一足飛びに1日6時間の労働時間と週休3日制というのは難しいでしょう.まずは,今の労働時間の中で,最大の生産性を目指すのがいいのではないでしょうか.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!
