【フードテック】シンガポールで培養肉認証.技術開発はどんどん進む.
こんにちは!ミズキです.
ビヨンドミートやインポッシブル・フーズなどを代表とする代替肉市場に,新たにシンガポールの企業が参入したようです.
2020年はコロナで流通が破壊的な状況になっていたり,鳥インフルエンザの発生など,飲食や食品流通で問題が多く発生しました.
以前より人口爆発による食糧不足は深刻になっていましたが,新たな問題が出た形です.今回は代替肉について書きつづろうと思います.
- シンガポール.世界初培養肉認証.
- コロナで流通が破壊.フードテックに注目.
- ますます身近な存在になる.
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シンガポール.世界初培養肉認証.
シンガポールを拠点としているフードテックスタートアップ企業のEat Justが,シンガポール食品庁(SFA)の認証を取得し,研究室で培養した鶏肉の販売を開始することがわかりました.
世界で初めて規制当局の認証を受けた培養肉を販売する企業となりました.
代替肉は植物由来肉と培養肉の2種類に分かれています.
植物由来肉は,植物由来の肉のことで豆類や野菜などの原材料からタンパク質を抽出して,肉のように加工した食品になります.
培養肉は,動物から採取した細胞を培養して作られる肉です.研究開発が進められています.

植物由来肉に関しては,ビヨンドミートやインポッシブル・フーズ,日本の企業なども参入しており徐々に広がってきていますが,今回の発表は培養肉ですので,また一歩新たな段階に進んだことになります.
コロナで流通が破壊.フードテックに注目.
コロナの影響で飲食店が大きな打撃を受けましたが,食材を生産する農家や畜産家にも当然ながら大きな影響を与えました.
食材や畜産は出荷するタイミングは決まっているため,時期を逃すと売り物になりませんから大きな損害になります.また,野菜は収穫するまで数ヶ月かかることはざらにありますから,生産調整も困難です.
こういった問題から,食とテクノロジーを掛け合わせる「フードテック」が解決の糸口として注目されています.
クリーンルームでの野菜の生産や,今回の代替肉などもフードテックに含まれます.
将来的には食材も生産調整が可能になることが予想できます.
ますます身近な存在になる.
代替肉市場は今後急速に拡大していくことが予想されます.
世界の人口が増えていることや,環境破壊などさまざまな問題が絡んでいることもあり,大企業からスタートアップまで問題解決に向けて取り組んでいます.
培養肉と聞くとあまりいい印象を持たれないかもしれませんが,今後はどんどん商品が生み出されていきますし,日本のスーパーで購入できる日は確実にやってきます.
投資対象としても魅力的な市場ではないでしょうか.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!