健保組合の8割が赤字.保険料率値上げか解散か.
こんにちは!ミズキです.
コロナ禍で収入が減ってしまった人も多いと思います.
収入が減った場合は,当然ですがその額に応じて各種税金も少なくなります.
日本は国民皆保険制度になりますから,全員が健康保険に加入していて,企業の場合は健保組合に加盟しているところが多いでしょう.
社員の収入減の影響を受けて健保組合も保険料収入が減っていて,保険料率値上げか解散かの瀬戸際まで追い詰められているようです.
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健保組合が大赤字.
日本は国民皆保険なので,全員が国民健康保険か健康保険に加入しています.
会社員の場合は健康保険になるのですが,運営はかなり厳しい状況になっているようです.
2021年4月22日に健康保険組合連合会(健保連)が全国約1400組合の2021年度の予算を集計したところ,78%が赤字を見込んでいることがわかりました.
コロナの感染拡大により働く人の残業代等が減ったため,保険料収入が減ったことになります.
また,団塊の世代の医療費も増大していて,今後はますます厳しくなっていきます.
今現在の保険料率は平均9.23%ですが,収支を均衡させるには10.06%に上げる必要があるとのことで,国民健康保険が10%ですから,この値を上回ってしまいます.
健康保険料は値上げ必至.
今現在の保険料率は平均9.23%になっていて,10.06%に上げる必要があるとのことですが,今後はこれ以上に上がっていくことが予想できます.
日本は超高齢化になっていて,今後も高齢人口が増えていき,若い世代が減っていくことは確実ですから当然のことと思います.
ただ,国民健康保険が10%の保険料率になっていますから,健保組合を維持する必然性が小さくなってしまうため,健保組合によっては解散という選択を取らざるを得ない可能性があります.
健康保険はすばらしいが..
日本の健康保険は非常にすばらしい制度だと思います.
そのため,ほとんどの人が個人で高額の医療保険に入る必要がありませんし,出費を減らすことにも繋がります.
もちろんこの制度を維持するためには莫大な費用が必要になりますから,今後は保険料が値上がりしていくでしょう.
ただ,値上がりがあったとしても「制度廃止!」とまでにはならないと思います.
健保組合の福利厚生としてのサービス低下は避けられませんが,受け入れていく必要がありそうです.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!