カラオケ市場半減.新たな事業で生き残れるか.
こんにちは!ミズキです.
コロナの感染拡大の影響で飲食店は甚大な被害を被りました.マスコミ各社も飲食店を中心に報道していて,各業界が現在どのような状況にあるのか垣間見ることは出来ません.
飲食業界も大変な状況になっていますが,カラオケの市場も大変な状況になっています.特にカラオケ店は密室で歌いますから,感染してしまうことを連想してしまい極端に避けられてしまいます.
今回はカラオケ市場を新事業について書きつづろうと思います.
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カラオケ市場が窮地に.
帝国データバンクがカラオケルーム市場を調査した結果が明らかになりました.
出典:帝国データバンク
2019年度のカラオケルーム市場は前年度比1.4%減の約3400億円になりましたが,2020年度は,新型コロナウイルスの感染拡大にともなう時短営業や外出自粛の影響により市場が半減する予想になっています.
上場しているカラオケ3社の業績も悪化しており,6割以上減で大幅な減収になっています.
カラオケ以外の新事業を作れるか.
わたし自身はもう5,6年はカラオケ店に行っていませんので,最近のカラオケ店の様子は分かりませんが,学生の時はよく飲み会の後にカラオケに行っていました.
カラオケ自体は若い人が利用しているイメージがありますが,やはりカラオケ市場は少子化による若年層の減少やレジャーの多様化により縮小傾向になっています.
ここにも少子化の影響が及んでいます.
ただ,ここ2,3年は安価であったり,駅近であったりと手軽に楽しめるレジャーということで市場全体も減少を持ちこたえていた状況でした.
また,カラオケ以外のサービスも提供されるようになっていて,防音で機密性の高い部屋を活用して,貸し会議室を展開したり,コワーキングスペースとして貸し出したりと新たな事業展開を模索しているところでした.
変化しないと淘汰される.
市場全体が縮小している場合,異業種への転換を促されがちです.政府は今回のコロナにより打撃を受けた企業の事業転換や新事業展開に対して補助金制度を作り,企業の継続を支援することになっています.
ただ,事業転換や新規事業の立ち上げは容易ではなく,単年で成し遂げることは難しいですから長期的な支援が必要です.
カラオケの事業を行っている企業は空きスペースを活用した新事業を模索していて,もしこれがうまくいけば業態転換ができます.
このように少しずらして事業を継続していくことは重要で,長寿企業では業態変化を繰り返しているところが多いです.
投資家が長期投資をする場合には生き残っていく企業を選定する必要がありますが,投資しようとしている企業がどのような事業を展開していくのかの「目利き」が必須になっていると思います.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!