【三菱重工】国産ジェット旅客機の開発中止?コロナで大打撃.
こんにちは!ミズキです.
発表当初は大きな注目を集めていた国産ジェット旅客機の開発ですが,コロナの影響で旅客機の需要が減ったことにより,開発中止になるようです.
もともと2013年には開発を終えていた国産ジェット旅客機が,現在もまだ開発中になっていて驚きです.
三菱重工の市況も含めて,書きつづろうと思います.
- 国産ジェット旅客機の開発中止!
- 三菱重工の重荷だった.
- 「国産化」は注意が必要です.
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国産ジェット旅客機の開発中止!
三菱重工業は,半世紀ぶりの国産小型ジェット旅客機となる「三菱スペースジェット」の開発予算を削減することを決めたようです.
1兆円に膨らんだ開発費用を回収できないままにほぼ終わりました.
国からの補助を加えると,およそ2008年にプロジェクトがスタートして,2013年には初号機の納入を予定していましたが,その後に幾度も納入延期となっていて開発はムリなのではという状況でした.
やはりムリでしたかという感想になってしまいますが,コロナの影響が大きく,大打撃を受けたようです.
ANAやJALに納入する予定でしたが,ANAもJALも今は機体の購入どころではなく,機体を減らしている状況なので,需要が一気に無くなりました.
三菱重工の重荷だった.
国産小型ジェット旅客機となる「三菱スペースジェット」の開発を中止するとの報道があったことから,三菱重工の株価は上昇しています.
開発費負担の軽減になることが好感されて買われました.
三菱重工は2020年3月期の決算で326億円の赤字を計上しており,赤字となるのは20年ぶりになっていました.
2021年3月期の予想は損益がトントンということなので,
今後は,
三菱スペースジェット開発中止
の状況によって2期連続の赤字ということもありえると思います.
「国産化」は注意が必要です.
「三菱スペースジェット」の開発では,当初は開発に関わる人も日本人で固めていたようです.
「国産化」と聞くと耳障りはいいですが,さまざまな分野でオープンイノベーションが加速して,他社と協業は当たり前になってきています.
「国産化」もいいことだと思いますが,現在のビジネスの潮流も取り入れる必要があるでしょう.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!