悲惨な老後を回避する.
こんにちは!ミズキです.
2019年に年金2000万円問題が出て,老後に必要な資金はどの程度かといった議論がネットやテレビなど各所でなされました.
個人の収入や蓄え,暮らしぶりによって老後に必要な資金は変わってくるため,それぞれが自分で計算するしかないのが実情だと思います.
ただ,個々の事情があるにせよ,現役時代にお金を貯めないと老後破綻をしてしまいますから,計画的に貯蓄を増やすことは可能なはずです.今回は老後資金と貯蓄について書きつづろうと思います.
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8割が老後資金を確保できていない.
2019年夏に金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書が発端となって,年金2000万円問題がでました.
老後の生活で月々5.4万円の赤字が出るため,30年間で約2000万円の補填が必要という内容でした.
あくまで試算ベースなので全員がこの金額を準備しなくてはいけないということではないのですが,額面がセンセーショナルに伝わりました.
コンサルティング会社・JSKパートナーズが全国の30−50代まで1081名の男女を対象にした調査によると,この2000万円の資金の確保が出来ていない人が8割に上っていることが分かりました.
また,現在の貯蓄額が300万円以下が半数を超えていて,貯蓄が進んでいないことがわかります.
年金2000万円問題から貯蓄の重要性は認識されているものの,実行がともなっていないようです.
貯蓄が出来ないとそもそもムリでは.
調査結果は30ー50代と幅が大きいため,世代別のデータを見ないと分からないのですが,多くの人が老後資金2000万円を確保できていないことが分かります.
ただ,これよりも問題なのは,現在の貯蓄額が300万円以下が半数となっているところだと思います.
65歳になったときに2000万円が必要ということが分かれば,逆算して月々いくらくらい貯蓄すればいいのかは簡単に分かりますし,その多寡によって取れる行動はいくらでもあります.
こういった基本的なことができない限りは老後資金の確保は永遠にムリだと思います.
家計を見直すことが必須.
月々給料をもらっている人は,もらった給料に収まるように家計をやりくりすることは基本になります.
もし収支がゼロになっている人はお金を使いすぎている可能性が大きいです.少なくとも1割は余裕がでるように早急に家計を見直す必要があります.

お金を貯めることができるというのは収入が多いからではなく,支出を如何にコントロールできるかにかかっています.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!