【米国】IT企業がシリコンバレーから脱出!租税回避に動く.
こんにちは!ミズキです.
アメリカのカリフォルニア州はシリコンバレーがあり,高収入の人が多く住んでいるイメージがあると思います.
収入は多いけれど,物価も高いため生活は楽ではないということを聞いたことがあるかもしれません.
シリコンバレーに本社を置く企業が次々にシリコンバレーを後に他の州に移っているようです.
今回は巨大企業の移転と節税について書きつづろうと思います.
- IT企業がシリコンバレーを去る.
- 税金が高い州は敬遠される.
- 投資家は節税対策をしよう.
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IT企業がシリコンバレーを去る.
CNNのニュースによると,アメリカのオラクルが本社をカリフォルニア州のシリコンバレーからテキサス州オースティンに移転することがわかりました.
そのオラクルが20年以上本社を置いていたシリコンバレーから去ることになりました.
他にも,大手だとヒューレット・パッカード・エンタープライズが本社を移転することがわかっており,テスラのイーロン・マスク氏もカリフォルニア州からの移転をほのめかしていて,にわかにシリコンバレー脱出が増えています.
税金が高い州は敬遠される.
シリコンバレーには,時代の寵児とも言えるような巨大IT企業がひしめいており,これらの企業で働く人は所得が高いです.
所得が多い人が増えると物価が上がるため,家賃や食料品などさまざまなモノが急激に値上がりしていきます.
シリコンバレーは物価が高くなっていますが,IT企業はもともとどこでも事業が行えますから,特段シリコンバレーに固執することはないですし,社員のことを考えると物価が高いシリコンバレーは敬遠したいと思うのは普通だと思います.
また,カリフォルニア州は全米の中でも税金が高くなっていて,なおかつ,物価の問題などのさまざまな問題が出ていますから,企業としても税金が安く社員が暮らしやすいところに移転を考えるのは自然です.
株主の視点からも,税金を低く抑えてもらった方が利益は多くなりますから,税金が安いところへの本社移転は歓迎すべきことで,今後ますますカリフォルニア州から企業が去る事例が増えることが予想されます.
投資家は節税対策をしよう.
アメリカは州によって税率が違いますから本社移転によって税制面で有利不利がはっきりします.
一方,日本は県によって税率が変わるということはありませんから,よほどのことがない限り企業は本社移転をしないでしょう.
当然日本に住んでいるわたしたちも住み替えることによって税金を減らすということはできませんし,今後ますます各種税金が高くなっていくことは目に見えています.
企業が頭を使って節税対策をするように,投資家も頭を使って節税対策をする必要があります.
会社員の場合,節税対策は多くはありませんが,確定申告をしたり,医療費控除を受けたり,NISAやiDeCoなどさまざまな対策を打つことにより,お金を守るための意識・知識がますます重要になってきます.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!