TikTokと音楽市場の動向について考えてみました
こんにちは!ミズキです.
TikTokとトランプ米大統領のニュースが多く報道されるようになりましたが,アメリカ国内ではTikTokの使用禁止の方向に動いているようで,気になっている方もいらっしゃると思います.
もしかしたら,日本国内においても使用禁止になる可能性もあり,この動向が気になるところです.
8月16日に放送された,「関ジャム 完全燃SHOW」において,TikTokと音楽市場の関係について語られていましたので,その内容を触れつつ,今後の音楽市場の動向を考えてみたいと思います.(番組の内容はうろ覚えなので,ご了承くださいませ..)
TikTokとはどのようなアプリなのか
わたしはTikTokを使ったことがありませんので,TikTokについて調べてみました.TikTokとは,動画編集・共有アプリのことで,15秒から1分程度のショートムービーを投稿できるプラットフォームになります.
10代から20代の若い世代に人気のあるアプリで,音楽に合わせて踊ったりする動画や,「0.5倍速」や「2倍速」など速さを調整することもできるので,誰でもユニークな動画を撮ることができます.
サブスクリプションで音楽を聴く
ここ数年,定額で聴き放題(サブスクリプション:サブスクですね)の音楽配信サービスが広まってきており,音楽が月額1000円程度で聴き放題になっています.
実際にわたしもAmazon Music Unlimitedの契約をしていて,昔CDで聞いていたアーティストの楽曲を聴くことが多くなってきました.
非常に便利になったのですが,1曲単位で聴くことが可能になったので,アーティスト側からすると,こだわってアルバムを作成する意味が問われていると思います.
また,定額になっていますので,途中で聴き飛ばされる可能性が大きくなったことから,聞き手に飽きさせない工夫が必要となり,音楽制作に大きな影響を及ぼしていることが考えられます.
Tiktokとサブスクの関係
「関ジャム 完全燃SHOW」で少し説明があったのですが,
TikTokで流行って,サブスクで曲を聴く
という流れができつつあるそうです.TikTok自体は15秒から1分程度のショートムービーになりますので,1曲丸々全てを流すことは難しいですが,この曲が気になった人が,音楽配信サービスのサブスクで全長を聴くという大まかな流れだそうです.
確かにこの流れは理解しやすいと思います.10代から20代の若い世代にしてみたら,あまりお金がない方が大半だとお思いますし,定額の料金を支払えば,いろいろな音楽を聴くことができますので,非常に”コスパ”がいい消費行動になります.
「関ジャム 完全燃SHOW」では語られなかったと思いますが,YouTubeとサブスクの関係も気になったので,触れてみたいと思います.
YouTubeでは,ミュージックビデオ(MV)のような動画もアップロードすることができますので,音楽自体を聴くということではなく,動画も込みで楽しむことができるコンテンツなのかなと思います.
そう考えると,TVは見ないけど,YouTubeは見るという視聴者にむけてMVをYouTubeに流すというのは,YouTubeからも動画視聴回数に応じて収益を上げられることも考えれば,収益としては有りかなと思いました.(わたし自身経験がないのでこれはあくまで予想です)
そう考えますと,YouTubeもTikTokと同じような構造になるのではないかと思います.SNSで配信すると音楽はこのようなモデルになるのかもしれません.
Tiktokと音楽市場のこれから(私感)
冒頭で書いた通り,日本国内においてTikTokが使用禁止になる可能性がありますが,もし使用禁止になったとしても,市場自体の大きな流れとして,SNSを使ったマーケティングやプロモーションに変化はないと思っています.
つまり,今の大きなトレンドを意識することが重要で,一つのアプリに傾倒せずに複数分散させることがより重要になってくると思います.どのような市場でも,変化は急速に起こる可能性があることを頭の片隅におきましょう.
以上,いかがだったでしょうか.
参考にしていただけるとうれしいです.
ありがとうございました!